2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本のレコード会社はマジでもうダメかもしれない

昨日は、久しぶりに会う友人達と日曜の昼間からワインをがぶ飲みして馬鹿話に興じた。面子の1人に某レコード会社の洋楽部門で働く人間がいて、レコード輸入権などを含めて色々と最近の業界事情をざっくばらんに聞いてみた。 詳細はとてもここには書けないん…

どうして日本の人は不満があるのに何も言わないの?

このポスター、せっかく作ったのに、県議会の自民党会派からクレームが入って使用できなくなったらしい。なんだか費用がもったいないね。 「岩手」と限定したのがまずかったのかな? だったら、「岩手」を「日本」に入れ替えて全国区で使えば良いんじゃない…

iTMSヨーロッパがサービス開始1週間で80万曲を販売

iTunes Music Store in Europe Sells 800,000 Songs in First Week 予想した以上に商売繁盛の様子。イギリス国内だけで45万曲売ったというのは、当地でのiPod人気を反映してるのだろうね。それにしても、買収で話題にしたばかりのOD2(これまで欧州でNo.1ク…

Loudeye、欧州の音楽サービス提供企業OD2買収

ITmediaをのぞいたら、こんなニュースが。 気になるのは、Loudeyeという企業。ここは、音楽関連のインフラに色々と手を出したりしていて、かなり怪しい。ついでだったので、ITmediaのニュース記事内で検索してみたら、かなり色々とヒットした。もしかして、…

米著作権法においてコピー防止機能付きCDは成立するのか?

悪名高い「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)」改正を目指して、アメリカのIT企業団体が行動を起こしたらしい。 CNET Japanで「有力IT企業各社が連合結成--米著作権法改正に向けロビー活動」、ITmediaで「ハイテク大手が団結、『公正使用権』法案を推進」…

例のレコード輸入権はノンパッケージにも適応できるんだっけ?

ITmediaで、「PCを『おもちゃ』と見る韓国人、『情報ツール』と捉える日本人──ネットゲーム普及のカギとは」という面白い記事があった。一見、音楽ビジネスとは関係なさそうだけど、実は音楽配信を考える場合、かなり関係がありそうな内容。 とくに注目した…

「消費者から見た欠陥展」、7月に開催へ――東京都地域消費者団体連絡会

この展示会でCCCDを取り上げてもらえないものかなぁ。

PtoPで懲役刑も--米上院が違法コピー対策法案を審議へ

どうやら、とんでもない法案がアメリカの上院で審議されるらしい。この法案が仮に成立した場合、おそらくその影響はアメリカ国内にとどまらず、全世界へ波及すると思われる。そうなると、CCCD反対なんて話はすごく低次元の話という状況になるね。 いままでの…

欧州委、ソニーと独社の音楽事業統合を承認

BMGとSMEが合併して、5メジャーが4メジャーに統合されるという話。「両社の音楽事業は合計の世界シェアが25%にのぼり、首位の米ユニバーサル・ミュージック・グループとほぼ並ぶ」らしい。 さて、日本のSMEはどうなるのかな? 現行親会社のソニーはこれを機…

コピーガード付きCDがUSチャートで1位を獲得

Copy-blocked CD tops U.S. charts CNETの記事。日本語訳はCNET Japanで読めるけど、毎度のように全文は訳されていない。 日本語訳されていない部分で注目なのは、今回の件を成功と見なして、EMIもSunnCommのコピーガード技術「MediaMax」を採用決定したとい…

イギリス、フランス、ドイツでiTMSが正式スタート

Apple Launches iTunes Music Store in the UK, France & Germany お約束通り、AppleはiTunes Music Store(iTMS)のサービスを、イギリス、フランス、ドイツで開始した。Appleのプレスリリース以外では、以下のニュースサイトなどが参考になる: Macwrold U…

日本の音楽配信サービスの著作権管理を検証

ヨーロッパでiTunes Music Storeが始まったニュースとは対照的に暗い内容の記事(笑)。まぁ、全文を読んでもらうのが一番早いけど、要は以下の部分が全て: 近い将来アップルが国内でもiTunes Music Storeをオープンさせることは確実視されているが、現在米…

西部戦線異状アリ?

いよいよ、日本時間で今夜から明日にかけてで、iTunes Europeが公式発表される訳だけど、果たして既存サービスが何か対抗策を施してくるかのなと思って簡単にネットを漁ってみたら、やっぱり色々あるようだ。面倒なので、ITmediaでひっかかった記事だけ下に…

CCCDを語る時の踏み絵

CCCDの是非が語られる時、一種の踏み絵的な形で提示される文脈がある。それは、こんな感じ: 「CCCDなら聞かないなんて、あなたにとって音楽とは所詮その程度のものでしかないのでは?」 こういう言い方をする人は、再生保証がないCCCDであるがために、もし…

大手レコード小売チェーン団体によるダウンロード販売プランが頓挫 Big music stores squelch download plan いつものようにCNET Japanに抄訳がアップされているので、そちらを参考にすれば大まかな内容は判ります。しかし、今回も記事の1/3位しか訳されてな…

CCCDで作品を出されてしまう立場ってどうなんだろう?

最近、AJ(=アップルジャパン)がiPod + iTunesの宣伝ページで、「Celebrity Playlists」というのをやってて、業界君な人達のプレイリストを色々公開している。 で、登場してる人の中には、自分の作品はCCCDでリリースされているのに、「iPodとiTuensはやっ…

オリコンチャートとレコード輸入権の関係を考える

某掲示板で指摘されていたので、久しぶりにオリコンの週間アルバムチャートを見てみて驚いた。6/14付けで上位30位のうち、邦楽タイトルが占める数は半分以下。アヴリルのアルバム「アンダー・マイ・スキン」にいたっては、5月の4〜5週と2週連続で第1位を獲得…

ビートルズの代理人、楽曲のネット販売で交渉に

遂に真打ち登場か? このニュースのポイントは、「ビートルズ」の音源が云々と言うよりも、その交渉相手として有力視されているのが「マイクロソフト」というところ。 当然、オレがここで真打ちと言っているのはMSのことなんだけど、どうせなら、ビートルズ…

立法は司法を打破すべし?

もう何がなんだか判らない時代に突入したようだ。仮にも大臣という立場の人が、最高裁による司法決定に対して、「これは既存の法律の枠組みでは難しいと思いますので、是非枠を越えて」覆してくださいと発言するのは如何なものか? もしかして議事録に残ると…

iTunes Europeにまつわる続報ネタ

これまで、はてなの「おとなり日記」って何のメリットがあるんだろうと思っていたのだけど、たまたまクリックしたら、面白い情報をヒット! 現在ヨーロッパ在住の方が書かれている「unconscious web」で、「iTunes Music Storeが6月15日にヨーロッパでオープ…

Apple iTunes Europeは6月15日に立ち上げ(ロイターUK)

Apple iTunes Europe launch set for June 15 (Reuters UK) 国内の一般ニュースメディアでも取り上げられているように、間違いなくiTunes Europeは6月15日から始まるようだ。しかし、ここまで明らかになっているのに、詳細を語ろうとしないAppleも相変わらず…

音楽ソフトの値段を考える

「音楽配信メモ」をのぞいたら、津田さんが「CDの価格がなぜ下がらないのか」という話をし、それに対して「万来堂日記」の旅烏さんがコメントしていたら、元ネタを書いたraffineさんが「レコードやのアイドルな日々」でさらに考察を展開すると、とても面白い…

Apple製品にまつわる次期リリースの噂(iTunesを含めて)

Upcoming Releases: PowerMacs, iMacs, iTunes? Mac Rumorsの最新記事によれば、どうやらiTunes Europeは今週か来週あたりで公式にサービス提供開始が発表されそうな気配。そこで非常に気になるのは、同時にカナダでもサービスを開始する可能性があると噂さ…

FlowerLoungeさんへ

【マッシュアップに関しては、書くべきことは書いたと思っていたのだけど、それらの拙文(コレとコレ)に対して、FlowerLoungeさんからトラックバックを使って反論をいただきました。なので、直接FlowerLoungeさんへの反論という形で以下に雑文を展開します…

マッシュアップについて考える----そこに愛はあるのか?

マッシュアップはエクスプロイテーションでしかないと書いたら、複数の方々からその考え方はおかしいのじゃないかというご指摘をいただいた。そこで、改めて自分なりのマッシュアップに対する考えをまとめてみる。 まず、「エクスプロイテーション」という言…

Warner Brothers80組のアーティストを解雇

マッシュアップに関する雑文の最後に、Elektraを愛あるレコード会社みたいな風に書いていたら、奇遇にもそのElektraにも関係した話が悲しい報せとなって届いた。こういう話はやりきれないねぇ…。

米マクドナルド、音楽配信でソニーと提携

厳しい見方をすれば、これで転けたら、ソニーはコンシューマー向けオーディオ製品市場での地位を永久に失うということかも。少なくとも、Appleがペプシと組んでやったキャンペーンと同等な成果を見せる必要がありそうだ。 ここまで非好意的な感じで物言いを…

ネットで普及する音楽「マッシュアップ」は著作権の常識を変えるか

前から気になっていたのだけど、OTO-NETAさんが取り上げていたいたので、それに対する反論的なものとして書いてみる。 DJやミックス、サンプリングという概念が新しい音楽スタイルを作り出すのに大きな役割を担っているのは十分承知した上で、それでもあえて…

6月2日の衆議院文部科学委員会

昨日に引き続き、facethemusicさんのblogにまとめられた各種情報を参考にしながらビデオを見る。 予想以上に鋭い質疑の応酬で、文化庁側はまったく反論できないまま暗に非を認める状況だったにもかかわらず、法案は無事可決するという、スジの通らない展開だ…

メジャーレーベルはCDコピーを阻止する計画か?

Labels to dampen CD burning? 日本語訳はコチラで「米で新たなCDコピー防止技術導入の動き--消費者の不満を解消できるか」というタイトルで読めるのだけど、現時点でアップされているのは抄訳バージョン。注意書きとして「この記事は海外CNET Networks発の…