「iTMSも日本のルールで」――JASRAC、ネット配信に期待

 ITmediaの記事。こういう、どれだけ儲かったか、今後どれだけ儲かる見積もりかみたいな報告だけを読んでいると、JASRACという団体が、自分達の利益のために活動している営利企業にしか見えてこない。

 実際には、著作権者の委託を受けて楽曲使用料の徴収を代行しているだけなのだから、徴収された金額がどのような形で誰に対して分配されているのかみたいな情報をもっと判りやすく公開すべきだし、ブラックボックス的な運営形態は改めるべきだと思う。

常務理事の加藤衛氏は「DVDについては旧作のDVD化が一巡したほか、CD売り上げの低迷も引き続いており、暫定だが2005年1-3月期の徴収額はCD、DVDのいずれも低下している」と過去最高額を更新しながらも現状を“階段の踊り場”と表現し危機感を表す。

 ここで、「階段の踊り場」なんて言葉を使ってしまうあたりのメンタリティーが不気味。明らかに、もっと儲けたいという強い意思が溢れているね(笑)