よらしむべし、知らしむべからず

 日経を見てたら、「使用済み核燃料再処理、原子力委もコスト試算公表せず」という記事があった。さらに、関連リンクから社説「政策の正当性問われる核燃試算隠し」がある。

国民に負担を迫る政策ほど、根拠となるべき数字や予測される将来の不安要因は伏せられ、あいまいにされ、安心とか安全とかいう抽象的な言葉だけが飛び交う。

 なんかさ、著作権法がうやむやのうちに改められてしまった時とまったく同じ状況。オレは本当に良い国に生まれ育ったと、今更ながらに涙を流して感動してますよ。

「よらしむべし、知らしむべからず」という、お役所の「お上意識」には驚く。国会では、通産省経産省の官僚が、「そんな数字はない」と、度々答えている。結果的に虚偽の答弁をしたことになる。国会を軽んじ、国民を欺いた罪は大きい。

 マイケル・ムーアの「華氏911」じゃないけれど、自分に出来る形で、何かをやらねばならないのかもしれないね。