ソニーBMG、最大2000人の雇用削減を計画=英FT紙

 「最大で両社の従業員数合計の約25%にあたる2000人の雇用削減を計画している」らしい。当然のことながら、制作担当者(A&R)のクビが飛べば、アーティストの契約も打ち切られる可能性は大きく、業界全体で大きなリストラが進むと見るのが妥当かも…。

 今のところ日本のSMEとBMGがどういう動きをするかは不明だけれど、洋楽部門に限れば、かなり大きな影響を受けるはず。邦楽と洋楽の経営バランスを考えれば、ソニーは面倒な洋楽部門を完全に切り離し、新しいレコード会社を創立する可能性もあるとオレは睨んでいる。この予測が当たれば、オレも立派なアナリストになれるな(笑)

 さて、EMIとワーナーの合併も実現しそうな状況下、こうなってくると欧米のやる気のある音楽業界関係者は、メジャーレーベルに愛想を尽かして、自分達で新しいレーベルを作る動きが活発化するんじゃないかという憶測もあったりする。そうなるのであれば、良い形で発展してほしいもの。今のままだと、マジで屑みたいな産業音楽だけが生き残る状況になりそうだから。願わくば、70年代後半から80年代前半の、インディーレーベルがやたらに元気だった頃みたいになって欲しいなぁ。