この場所で、わざわざCCCDや音楽輸入権の話題だけをまとめてblog化している理由は、そういう事象があるということを記録しておきたいから。できれば、知らない人にそういう事件を知ってもらうきっかけを提供したいから。だけど、そこから先は読む人が考えれば良いと思っている。オレは政治家じゃないから皆を巻き込んで大きな運動を起こそうという考え方でもないし…。

 CCCDに反対なのは、再生保証がないから。完璧な再生保証、CD-DAと同等またはそれ以上の高音質、適切な著作権保護機能などを実現したメディアがあれば、商業音楽ソフトに関しては大歓迎ですよ、マジで。

 レコード輸入権に反対なのは、単純に消費者としての既得権益を失いたくないから(笑)。

 個人的には、「音楽が文化」なんてぇ台詞は、ちゃんちゃらオカシイと思ってる。とくにその台詞が、商業ベースで利権に関わっている人間の口から出てくる時にはかなり怪しい。音楽が文化かそうじゃないかは、聴く人が決めれば良いことであって、その基準も個人で勝手に決めれば良い。それを他人からとやかく言われる筋合いがないから音楽は面白い訳だし。そういう意味では、レコード輸入権の発動により日本のポピュラー・ミュージック文化が壊滅するのもアリ。まったくもって「その程度のことで壊滅するのは、文化と呼ぶほどものじゃない」ってことでしょう。(これは音楽以外の文学、映画、絵画、その他の創造物・行為にも当てはまると思う)

 ただね、鎖国や「1984」的な事態はできれば避けたい。そのためには何をしなければならないかを考える時代になったんだなとは思ってます。